2015年10月11日

刈込鋏の柄を交換してみた

手入れをあまりしていない刈込鋏を酷使していたら、刃が柄から外れてしまった。。
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釘が抜けただけならまだよかったのだけど、柄が割れて桂(カツラ、先端の金属の輪)も変形してしまった。
更に、刃も変形してしまっている。
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とりあえず刃を外してみた。。
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こんなに曲がってしまっている。
元通りには出来なくても、使える状態には直したい。。
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万力とか無いので、とりあえずハンマーで叩く!(しかない。。。)
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と、なんとかなった!か?
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ついでなんで刃研ぎもしておく
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刃を光沢が出るまで全体に研いで、、、
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先端の1.5mm位が角度が付いているので研ぎ残りになる。
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で、ここを角度を立てて研いでいく
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仕上げ用の砥石を持ってないけど、こんなもんでとりあえず十分。
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ネットなんかでは裏は研がないと書かれているけど、気にしないで研ぐ!
と言うより、きれいにする程度に研ぐ。
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もう1枚の刃も同じように研いでおく。

さて、いよいよ新しい柄を取り付ける。
ホームセンターで購入。600円位。
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材質は「樫(かし)」で桂(黒い口金)を釘2本が付属している。
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まず刃の柄の中に入る「中子(ナカゴ)」の先端を柄の先端に押し込む。
これが結構大変で、桂を付けないと比較的簡単に入るんだけど、桂を予め取り付けると柄が開かないので入れづらい。
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さて、ここから刃の根元まで柄に押し込んで行かなければならないのだけど。。。
説明書には万力で刃を固定して木槌で柄を叩くとあるが。。。
だから万力は持ってないんだつーの!
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さて、どーするか????、、、
先端を入れるだけでも大変だったのに、これを根元まで押し込むなんて。。。
と、ここで慣性の法則を使う!?
左手で刃と柄の先端を持って(外れないように支える程度)右手で柄の後端をハンマーで叩く!
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と、柄がハンマーで叩かれた瞬間前進するのに対し、刃はその瞬間は止まっているので、相対的に柄が刃に押し込まれていく。
それをひたすら繰り返す!!
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途中、刃が逃げて曲がって入っていくので、ハンマーで横から叩いて修正していく。
と、ただ刃を手で持って柄を叩きこんでいくだけで綺麗に根元まできっちりめり込んでいった!
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次に、釘(ピン)を打ち込む。
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柄の中の刃の中子に元々開いていた穴の位置を狙って柄に穴を開ける?
「(ハサミの元穴より少し動かす)を決め」ってどういうこと!?
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なんて、不可能なので元々開いていた穴を避けて、柄と刃の中子を共加工(一緒に穴を開ける)することにした。
念のためΦ2.9のドリルはステンレス用の難切削用を買ってきました。
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比較的簡単に開けられた。
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そこに付属のピン(釘)をハンマーで打ちこむ。
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と、綺麗に柄の取付が出来ました。
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んで、この柄は塗装も何も保護されていないので最近健康食品として注目を集めているアマニ油を塗っておくことにした。もちろんこれは食用ではありません。
この様な植物油は特に最近木部の自然塗料として見直されていて、木の割れやささくれを防止するとのこと。
オリーブ油なんかもいいようです。但し、アマニ油は乾燥性で乾くと樹脂化しますが、オリーブ油は不乾燥性で塗り過ぎるといつまでもベタベタが残ります。
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と、木目が浮き出ていい感じになりました。
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と、以上で完成です。
新聞紙の試し切りも良好でした。。
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タグ:刈込鋏
posted by backyard at 18:52 | 直してみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする