2014年10月25日

スライサーとタイムラインを使ってみた/ピボットテーブル/Excel2013

Excel2013ではピボットテーブルのフィルター機能としてExcel2010からある“スライサー”に加え“タイムライン”と言うフィルタが追加されました。
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Excel2007でも、行・列のラベルでのフィルターで同様のことは出来るので、新しいフィルタという訳ではないのだけど、使い勝手がなかないいのでデータを分析している途中、試行錯誤している時にラフに使うとかなり活用できると思いますよ。。。

では、さっそく。。

スライサーを使ってみた!
こんな受注データがあって、得意先ごとの受注金額がピボットテーブルで集計されています。
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フィールドリストには“商品名”や“在籍支社”(隠れちゃってますけど。。)等もあります。
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「ピボットテーブルツール」、「分析」、「フィルター」から「スライサー」を選択します。
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すると、「スライサーの挿入」画面がひらきます。
ピボットテーブルのフィールドの一覧が表示されています。
ここで、フィルターをかけたいフィールドをチェックします。
ここでは、“在籍支社”と“商品名”をチェックします。
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すると、「商品名」と「在籍支社」のアイテムが表示されたボックス(スライサー)が現れました。
今は、なにもフィルターをかけていないので、すべてのアイテムが選択された状態になっています。
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ここで、「商品名」のスライサーで“あおのりあじさい”を選択してみます。
すると、得意先と受注金額を集計してあるピボットテーブルは商品名“あおのりあじさい”でフィルターがかかった集計にかわりました。
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「Ctrl」キーを押しながら選択すると、複数のアイテムを選択してフィルターをかけることもできます。
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フィルターをクリアするには右上の「フィルタのクリア」のボタンを押します。
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次に、「在籍支社」のスライサーでもフィルターをかけます。
「商品名」と「在籍支社」、2つのフィールドでのフィルターがかけられます。
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スライサーを削除するには、スライサーを選択して「Delete」キーを押します。
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では次に、
タイムラインを使ってみた!
日時が入力されているフィールドには「タイムライン」を使用します。
「ピボットテーブルツール」、「分析」、「フィルター」から「タイムラインの挿入」を選択します。
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「タイムラインの挿入」画面が開きます。
ここでは、日時のフィールド“受注日”が表示されています。
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すると、「受注日」の「タイムライン」が現れました。
今は、なにもフィルターをかけていないので、横バーがすべて選択されてブルーになっています。
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2013年の9月を選択すると、その1か月の得意先と受注金額の集計がピボットテーブルで表示されます。
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ブルーのバーをドラッグするとフィルターの範囲が変わります。
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右端の“月”の右側の▼をクリックすると予め設定されている日付フィルターが表示されます。
「四半期」を選択してみます。
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すると、こんな感じに四半期ごとにフィルターがかけられます。
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と、、
「スライサー」も「タイムライン」も従来通り、行ラベルにフィルターをかけたりレポートフィルタを設定したり、あるいは日付にフィルターをかけたりとかで同じようにフィルタをかけることができますが、「スライサー」、「タイムライン」を使うと、より自由に簡単にフィルターをかけることができます。
定型的な集計で使うより、分析を試行錯誤している時にラフに使うのにもってこいの機能だと思います。
そして、集計方法が決まったら、従来のやり方でフィールドリストに所定のフィールドを設定して集計するのが、上手な使い方だと思います。。。

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posted by haku1569 at 15:07| Excel ピボットテーブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする