Excelのピボットテーブルでデータソースとピボットテーブルが同じシートに表示されているシートをコピーして新しいシートを作ってもデータソースは元のシートのままになっているのです。
なので、例えば月毎にシートを分けてそれぞれのシートのピボットテーブルで月のデータを集計したい時は、いちいちデータソースを変更していかなければならないのですが、、、
レポートフィルタを設定すれば、あっと言う間に月ごとのシートとピボットテーブルが出来ちゃいます。


データソースとピボットテーブルをセットでコピーしてもデータソースは元のまま
こんな、3月のデータソースとピボットテーブルが1つのシートに出来ています。
シートの名前も"3月"と編集しています。


このシートをコピーして各月のシートを作って、4月のデータは4月のシートに入力してピボットテーブルで集計したいと思います。
まず、シートのタブ上で右クリして「移動またはコピー」を選択します。


「コピーを作成する」にチェックを入れます。


コピーされたシートの名前を"4月"に編集して、データソースに4月のデータを入力して、ピボットテーブルを「更新」したのですが。。。
何故か、3月の集計結果が表示されているだけで、4月のデータになりません。


ピボットテーブルのデータソースを確認してみると、、何と!
3月のシートのデータソースになってるじゃないですか!?


つまり、ピボットテーブルをコピーしてもデータソースは元のままになっているのです。
データソースとピボットテーブルが1つのシートにあろうがなかろうが関係ないのです。

ので、4月のシートのピボットテーブルを4月のシートのデータソースに変更するには、いちいちデータソースの変更をしていかなければならないってことになります。


そうすれば、4月のシートのピボットテーブルに4月のデータが表示されます。
これを1月から12月までやるのも、ちと手間がかかります。


レポートフィルタのページ表示で一発作成
そこで、どうするかというと。。。
まず、月が異なるデータも日付順に1つのデータソースにどんどん入力していきます。


そこで、別のシートのピボットテーブルを作ります。


月毎に集計しなければならないので、日付をグループ化します。
日付の上にカーソルを置いて、「ピボットテーブルツール」、「オプション」、「グループ」から「グループフィールド」を選択します。


"日"と"月"を選択します。


フィールドリストに"月"が追加されました。
「レポートフィルタ」に"月"を追加します。


するとこのような一番上にレポートフィルタが追加されたピボットテーブルになりました。


レポートフィルタの▼ボタンを押して"3月"を選択してみると、、


3月のデータのみが集計されました。


さて、このピボットテーブルを月毎のシートに展開していきます。
「ピボットテーブルツール」、「オプション」、「オプション」から「レポートフィルタページの表示」を選択します。


レポートフィルタに"月"しか設定していないため、選択の余地はないのでこのまま「OK」します。


すると、あら不思議!各月のシートが自動的に作成されて、例えば、4月のシートでは、ピボットテーブルのレポートフィルタが4月になっていて、4月のデータが表示されています。

ちなみに一番最初に作った3月のシートは右端にあるので、所定の場所に移動させておきましょう!


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