データのばらつきの大きさをみる一つの方法に、平均値との差をとってみる方法があります。


平均値との差が大きい方がばらつきが大きい。平均値との差が小さい方がばらつきが小さいと言うことができます。


ただ、この平均値との差を足し合わせてしまうとどんな場合も"0"になってしまいます。


そこで、データと平均値の差がマイナスの符号をプラスにしてやれば差の合計が0にならず大きさを比較することができます。
差がマイナスにならないようにするには、2つの方法があって、1つは絶対値をとる方法ともう一つは差を二乗してしまう方法です。ここで、差を二乗して足し合わせたものを"データの変動"と言います。


絶対値の和にしても差の二乗和にしてもデータの数が異なると比較できないので、データの個数で割った平均値をばらつきとします。
ここで、絶対値の和の平均を平均偏差、差の二乗和の平均を分散といいます。


ExcelではVARP関数で分散を求めることが出来ます。

次回は標準偏差についてまとめてみました。





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